

GV-CNC




GV-CNCはパソコン上で実際の工作機械と同じ環境で操作実習が行える仮想シミュレーションツールで、
3軸マシニングセンタとNC旋盤の操作実習が行えます。
FANUC仕様の制御パネルで実際の工作機械と同じように操作ができ、
操作パネル上でGコードを打ち込みながら実際の操作を行う事も可能です。
CAD/CAM実習等で制作したGコード(NCデータ)のシミュレーションを行い、
干渉等のエラーチェックとGコードの修正がその場で行えます。
加工後のワークを元に2D図面の作成や、3D CADのモデルデータをSTL出力する事で切削ワークと完成モデルの比較、
各工程に対しての採点等も行えます。更にNCデータを新規で作成できるNCエディターも装備し、
NCデータのツールパスの検証や、NCデータを比較する機能等、加工手順を学ぶために最適な機能を装備しています。

3Dバーチャルで再現
GV-CNCは3軸マシニングセンタとNC旋盤の工作機械を3Dモデルで再現、制御パネルのレイアウトも本物同様に再現し、パネルのスイッチやキーをクリックする事で実機と同じように操作を行う事が可能です。パネル上で手入力のGコード実習、機械の加工原点設定、XYZ軸移動、その他全ての操作を再現できます。

様々な制御パネルを用意
FANUCの一般的な0iA標準制御パネルを基本として、三菱M70制御パネルも用意しています。また、簡易的な操作でシミュレーションを行いたい場合はBasicコントローラーと言う簡易制御パネルもご用意しています。コントローラータイプはFANUC・三菱・DMG森精機・Siemensをご用意しています。(今後も追加予定)




直感的に操作が可能
1. 機械の調整
2. 工具の入れ替え
3. ワークをバイス等への取付け
4. 原点調整(必要に応じてプリセッタの調整
5. NCデータの取り込みもしくは手入力
6. 制御パネルからの開始操作
全ての加工手順が完了するとサイクルスタートが実行できます。
実際の手順を仮想的に行う事で加工手順を習得する事が出来ます。

機械の選択及び設定機能
工作機械の制御パネルのタイプはグラフィックでチェックしながら簡単に設定ができます。機械を表示した操作もしくは加工テーブルのみ表示した操作と保有PCのグラフィック性能も考慮した設定ができます。必要に応じてストロークサイズの変更や文法チェック等の機能も利用可能です。




簡単な工具定義及び
最適工具長等の計算
ツールチェンジャーへの工具の登録は最大24本迄指定が可能です。工具の追加は工具番号を指定して工具タイプを指定し、各数値を入力するだけで簡単に作成できます。2Dの各項目部を見ながら、3Dデータでの確認ができるので簡単に登録が可能です。更に設定された工具の最適工具長、最適刃長を自動的に計算をする事もできます。(シミュレーションしなくても自動計算が可能)




ワーク定義機能
加工する際に必要な直方体もしくは円筒の加工ワークのサイズ指定するだけで簡単に作る事ができます。バイスの定義や加工治具の構築やクランプの高さ指定等もでき、まさに機械へ材料を固定する操作をバーチャルで体感する事ができます。また、定義したワーク形状や切削シミュレーションが完了後の加工形状をSTLデータとして保存する事も可能です。

加工原点も簡単定義
加工原点の指定もグラフィック画面上に簡単に定義できます。指定された位置と同じ場所にワーク上にポイントが表示され、視覚的に確認しながら指定ができます。

シミュレーション時の
詳細設定が可能
詳細設定ではシミュレーション時の干渉モデルのチェック方法、ファイルの保存先設定、シミュレーションスピード、シミュレーション時のグラフィック効果(切粉表示やツールパス表示や切削音等)、各部位の色表示など様々な詳細設定が可能です。




NCデータでの
切削シミュレーションも可能
GV-CNCはNCシミュレーターとしても利用可能です。CAD/CAMで出力したGコード(NCデータ)を仮想工作機械に取り込み、NCシミュレーションを行う事が可能です。工具・シャンク・ホルダーとワーク、テーブルなどの干渉エラー等もチェックする事が可能でCAMの中間ファイルのAPTでシミュレーション するよりも工作機械が実際に読込むGコードで検証をする事で実機の加工軌跡を正確にシミュレーションする事ができ、精度の高いシミュレーション結果を得る事が可能です。




パス表示しながら
加工シミュレーション
GV-CNCでは加工シミュレーションを行いながら同時にツールパスを確認できます。同時にクーラントの出ている表現や切粉の表示及び切削音なども表現ができ、よりリアルに加工実習を体感する事が可能です。NC旋盤の場合は荒 加工及び仕上げ加工を行ってから、反転作業(段取り替え)を行った後に荒加工及び仕上げ加工も行えるので、最終形状のシミュレーション結果を表示する事が可能です。



切削終了後の形状から2D図の作成が可能
GV-CNCでは切削加工が終了した形状から様々な確認や提出資料(PDF等)の作成や印刷が可能です。

切削加工後の3D形状とCAD完成形状の比較
GV-CNCは切削シミュレーションの3D形状データと3D CADで設計した3Dデータ(STLに出力後の3Dデータ)を重ね合わせて形状比較し、誤差数値に応じた色で結果表示する事が可能です。



加工前の設定、加工手順、
加工結果を元に採点も可能
3Dバーチャル工作機械の機械選択、加工条件(工具指定・工具補正、ワーク設定等)設定から切削後の図面作成、断面図、形状比較、NCデータの内容などを考慮し、各工程に配点を設定し最終的にテスト結果として採点する機能も備えています。採点結果はEXCELに出力が可能で、PDF等に印刷する事もできます。何が間違っていて何が正しかったかを正確に把握しながら次の学習に向けて更なる意欲を持たせる事が可能です。

新規のプログラムを作成、
エラーのNCデータの修正が可能
NCエディターは図面を基準にNCデータを手入力でプログラミングする作業をサポートできます。
各Gコード(Mコード)リストからコードを選択すると各コードに必要なパラメータが表示され、値を入力しながらコード入力を簡単に進める事ができます。NCデータの先頭に記述するコードなどはヘッドテンプレート等に事前登録し、入力の手間を省き、新たに作成したいGコ ードに集中して作成を進める事が可能です。検索機能、置換、ブロックごとの移動等編集に必要な様々な機能に対応しています。勿論、GV-CNCでシミュレーションし、エラーが発生した場合にNCエディターで修正を行い再度保存し直すなどの作業も可能です。




作成したNCデータの
ツールパスチェック
NCエディターでは手入力のプログラムやCAMで作成したNCデータの工具軌跡(ツールパス)の動きやそれぞれのコードの状況を確認しながらチェックを行う事が可能です。
一括でツールパスをチェック、工具単位でチ ェック、全てのツールパスチェックを終了後に部分的にチェック等様々なチェックが行えます。チェック後にツールパスのGコード単位での詳細情報を確認する事も可能です。

新規作成したNCデータと
既存NCデータの比較検証
GV-CNCのNCエディターでは新規作成した手入力のプログラムもしくはCAMで出力したNCデータと既存のNCデータを比較し、間違っている部分を検出する機能があります。異なる部分を検出し、作成したNCデータの何処が間違っていて、正確な値は何だったのか?を正確に把握する事が可能です。

ライセンスは学校様に合わせて
対応可能
GV-CNCは使用するパソコン単独でのライセンス及びサーバーライセンスどちらも選択可能です。学校様の仕様に応じて対応が可能です。ご依頼時はどちらかのライセンスで導入するかご指定を頂ければ柔軟に対応をさせて頂きます。


